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2009年6月「クエスト~探求者たち~」毎週日曜午前10:00 【6月放送分】 |
“探求者たち”の熱き姿に迫るWOWOWオリジナルのヒューマンドキュメンタリー。エンターテインメント性に溢れた人物たちにフォーカスをあて、その探し求めている姿、生き方、そのフィロソフィーを炙り出して行く。
■近藤等則 この魂の、いのちの「音色」が聞こえるか?
6月7日(日) 午前10:00
あなたはこの男の名前を覚えているだろうか。近藤等則。1980、90年代、日本国内で絶大な人気を誇ったトランぺッター。人気テレビドラマや映画、大手企業のCMにも出演。しかし、若者たちのカリスマとして人気の絶頂期を迎えていた彼は、突如として日本のミュージックシーンから姿を消す。彼はその後、オランダ・アムステルダムに拠点を移し、海外中心に活動を続けていた。マイルス・デイビスの後継者と呼ばれ、世界の一流ミュージシャンとライブでの共演を何度も果たすなど、日本人としては異例の成功を遂げた。京都大学出身という異色のキャリアをもつ彼は、戦国時代を生きた四国の海賊・村上水軍の子孫。命がけで大陸に渡り、至宝を持ち帰った祖先たちの血、DNAを感じて海外に活動の場を移したという。
そんな近藤が今、新たな挑戦に向かって走り始めている。それは「大自然」のなかで、演奏するということ。これまでアンデスや聖地エルサレムなどでも演奏した彼は、自分の命のバイブレーションを感じる大自然を求めて、新たなステージを模索している。何のために吹くのか? 誰のために吹くのか? そもそも「音楽」とは一体なんなのか? 原点に立ち返り、自分の目指す最高の舞台を必死に追い求めていた。そして今、日本に戻り活動を再開する。それはどの国よりも美しく優しい「日本の四季」を、トランペットで表現したいと考えたからだ。今年2月、日本の「冬」を演奏するため京都に入った彼は、自分の体が吹きたくなる場所を探した。彼が見つけたのは世界遺産・上賀茂神社。縄文時代から続く聖地に特別な許可をもらい、自らのトランペットで日本の「冬」、京都の「冬」を神々とともに演奏。それは「格闘」にも似た壮絶な魂のぶつかり合いだった。そして、5月。近藤が目指すのは生まれ故郷の四国・来島海峡。世界屈指の潮の速さを観測するこの海峡で、今度は日本の「春」を演奏しようというのだ。急流と一体となって命がけで演奏することで、かつて「自由」と「独立」を目指して戦った祖先「村上水軍」の海賊たちの魂を蘇らせたいというのが彼の願いだ。
番組では、アムステルダムでの生活、ヨーロッパ・ライブツアー、そして京都の「冬」、四国・来島海峡の「春」に完全密着。「ロードムービー型・ドキュメンタリー」として約4ヶ月の挑戦を追う!
■羊まるごと あなたのために 羊飼い 酒井伸吾
6月14日(日) 午前10:00
北海道白糠町和天別にて牧場「羊まるごと研究所」を営む羊飼い、酒井伸吾。大学を卒業後,モンゴルに渡り羊の飼い方を学び,帰国。現在9.5ha(東京ドーム2個分)の牧場で、サフォーク種を中心に約300頭の羊を飼育している。
日本のラム肉の99.9%が輸入肉の中、酒井は残りの0.1%を担っている畜産家のひとり。そして彼の生産するラム肉は、北海道サミットの晩餐会でも使われたほどの品質を誇る。
厳しい冬から雪解けの春、1人の羊飼いが妻そして4人の子供たちと広大な北海道で逞しく生きる姿を追う。
■演出家ラサール石井 多彩・多忙・超多重な53歳
6月21日(日) 午前10:00
インテリ芸人としてお茶の間にもおなじみのラサール石井。その本領は、観客を笑わせ、泣かせ、驚かせる舞台の演出家。志村けん、中村勘三郎など一筋縄ではいかないとびきりの俳優たちを見事に演出し、その信頼を勝ち得ている。
タレントのほかにもたくさんの仕事をかかえる石井の最新ステージは、上川隆也・平幹二朗らを迎えた池波正太郎の原作「その男」。作品の製作過程に密着し、ラサール石井の知られざる敏腕演出家の実像に迫る。
■地と共に生き 踊る 田中泯
6月28日(日) 午前10:00
ダンサーとして、1990年、フランス政府より芸術文化騎士賞を受勲し、2006年、ザルツブルク音楽祭モーツァルト生誕250年祭「魔笛」の振り付けを担当する等、世界中で圧倒的な評価を受けている田中泯。
日本ではダンサーとしての活動に留まらず、初の映画出演をした山田洋次監督作『たそがれ清兵衛』にて日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、新人俳優賞を受賞。その後『メゾン・ド・ヒミコ』、菊地凛子海外初の主演作となる『Map of the Sounds of Tokyo』(原題)などに出演し、今後さらに役者としても注目されている。
そして、田中泯にはもう一つの知られざる顔がある。「私は地を這う前衛である。」と表明した1970年代の独自の舞踊活動から、近年では、「私は地を這う農民である」と彼が語るように、85年より山梨県白州町(現・北杜市)に拠点を構え、踊りと並行して本格的に農業を営む田中は、「農事組合法人桃花村」代表としての顔も持つ。なぜダンサーである田中は山梨の山奥で“農民”として生きているのか?そこには田中泯が探求する<踊りの原点>の姿が見えてくる。
この番組では山梨県での暮らしぶりと共に中国貴州省の少数民族の村で“場踊り”を披露する姿に完全密着。様々な顔を持ちながら、独自のアプローチで<踊りの原点>を求めるダンサー・田中泯の活動を追い、その生き様をドキュメントする。
■関連番組/
「クエスト~探求者たち~」6 月の再放送
・不屈魂 車いすテニス国枝慎吾 6月12日(金) 午後5:00 [HV]
・写真家 芳賀日出男87 歳 民俗と祭りと 6月15日(月) 午後5:00 [HV]
・指揮者 西本智実 世界に奏でる! 6月17日( 水) 午後5:00 [HV]
・若田宇宙飛行士 日本人初の国際宇宙ステーション長期滞在に挑む! 6月26日(金) 夜 7:00 [HV]